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クルマが真っ直ぐ走っているとは限らない? 覚えておきたい「エーミング」の重要性

特集記事 コラム
クルマが真っ直ぐ走っているとは限らない? 覚えておきたい「エーミング」の重要性
  • クルマが真っ直ぐ走っているとは限らない? 覚えておきたい「エーミング」の重要性
  • エンブレムやバンパーなどには、レーダーやセンサーが搭載されているASV
  • ボデーショップ林では、診断ツールを使用し、各種センサーの正しい計測が可能
  • ボデーショップ林は、今年1月に「エーミングセンター」と名付けた部門を開設
  • 最新ツールのみならず、正確なスキルも必要とするエーミング。熟練のスタッフが揃うのもボデーショップ林の強み
  • 環境に優しい水性塗料を導入するなど、エーミングのみならず修理・板金塗装の新技術を積極的に取り入れている
  • 四輪アライメントや3次元ボディ計測は別棟で実施
  • 修理のほか車検など、クルマに関することを一手に引き受け、地域におけるワンストップセンターとなっている
“一度事故を起こしたクルマは真っ直ぐ走らない”。そんな言葉を耳にしたことはあるだろうか。

実はクルマは事故に遭うと、フレームや足回りの歪みなど目に見えないダメージを負うことがある。その際、単純な部品交換や外装修理など、見た目だけ綺麗にする粗悪な修理が行われると、中身はダメージを抱えたままの“しっかり走らないクルマ”が生まれてしまうのだ。


そして近年では、その“中身もしっかり直す”ことがこれまで以上に大切になっている。衝突被害軽減ブレーキやペダル踏み間違い時加速抑制装置など、クルマが正しい状態にあることを前提とした先進運転支援システム搭載車(ASV)が普及したからだ。ASVの各種センサーや車両に歪みを抱えたクルマは、真っ直ぐに走らないどころか、ASV技術の誤作動を引き起こしかねない。そして残念なことに、それを“しっかり直せる”修理工場が少ないのもまた現状なのである。


◆センサーのズレや、車両の歪みを一括調整

エンブレムやバンパーなどには、レーダーやセンサーが搭載されているASV
ボデーショップ林では、診断ツールを使用し、各種センサーの正しい計測が可能

ASV搭載の各種センサーを調整し直す作業を「エーミング」というが、現在実施できる工場は数少なく、受け付けている修理工場によっても対応や品質にバラツキが見られるのが実際のところ。

エーミングを取り巻く環境が揺れ動く中、岡山県岡山市のボデーショップ林では今年1月、自社内に「エーミングセンター」と名付けた部門を開設した。

ボデーショップ林は、今年1月に「エーミングセンター」と名付けた部門を開設
1月に開設したばかりのエーミングセンサー。通常の整備・修理作業に加え、広大なスペースを必要とするエーミングを実施できる
最新ツールのみならず、正確なスキルも必要とするエーミング。熟練のスタッフが揃うのもボデーショップ林の強み
修理のみならず車検から車両・保険販売、レンタカーやロードサービスまで、自動車関連事業を一手に手掛ける同社。名称からして気になる同センターについて、林宏宣代表取締役にその狙いを聞いた。

「この数年でASVは急増し、2016年度の新車登録車に占める割合は約61%、昨年には8割にも上っていると聞いています。それに伴い、エーミングを正確に実施していない車両では、センサーの誤認識・誤作動も実際に発生しています。

一方、ASVの修理では単眼・ステレオカメラ、ミリ波レーダー、センサーなどを調整するのですが、実はその際、正確なエーミングのために必要な四輪アライメント測定や3次元ボディ計測が行われていない実態があるのです。

実施できる工場自体も多くなく、現状では実施せずにアナログな手法で見た目だけ直す、もしくは鈑金工場やタイヤショップ、ディーラー整備工場など多くの外注を経由しています。前者は言うに及ばず、後者でもオーナー様にとっては費用・時間の面でコストがかかってしまいます。

エーミングの現状と展望を語る林宏宣代表取締役そこで、全てを自社で完結できる「エーミングセンター」を開設しました。幅広いメーカー対応のOBD診断ツールとセンサー補正の作業スペースを確保し、国内各メーカーのエーミングに対応します。

加えて四輪アライメント測定と3次元ボディ計測も導入済みなので、弊社1カ所でASVの正確な修理が行えます。ディーラー様では自社メーカー車しか対応していない場合も多いので、各メーカー車に対応しているのも強みですね。愛車を預けてくれるオーナー様に、より早く・正確な修理をご提供できると考えています」


◆一般ユーザーも整備工場も頼りになる街のワンストップサービス

「国内全メーカー対応を目指していますが、現状ではメーカー様から必要なデータ全てが提供されておらず、全ての車両やセンサー項目の診断・調整に対応しているわけではありません。

ただ、法整備の面でもデータ提供を促す動きはありますので、弊社は常に最新の機器や情報をフォローしていくつもりです。もちろん、最新機器の導入だけでなく、それを扱える技術・設備もあると自負しています。今後は他の工場様からのご依頼も積極的に受け付けていく予定です」

林社長の想いや取り組みは、カーオーナーの安心・安全なカーライフを守ることに直結している。

開放的な待合スペース。右の壁面はスタッフで塗装したものだそうだ
受付横にも待合スペースが設けられており、入庫整備中もくつろいで待つことができる

林代表によると、エーミングを実施しているディーラーや整備工場でも、ボディや四輪アライメントの測定・修正を行なっていないところもあるという。他方で、行政ではエーミングに関する認証制度を設けようという動きも出てきている。ともすれば知らないうちに車検に通らないクルマを運転しているという可能性もあるわけだ。ボデーショップ林のような“預ければ安心”なショップもある一方で、現状ではしっかり直せない修理工場も少なくない。カーオーナーも自身の眼で愛車の預け先を見極め、安全で快適なカーライフを送りたい。
《reyamisocial編集部@相原駿》

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